滋賀県の高齢者政策の一環で、今年度県医療福祉推進課にて、デザイン思考を活用した事業が実施されることになりました。従来にない柔軟な発想で部局の枠にとらわれない研究を行うべく、「タスクフォース」という形式で、この事業への職員参加に関する庁内公募が行われています。応募締切りは6月26日までとなりますので、是非ご応募ください。
【6月28日追記】
応募期間が7月12日(金)まで延長となりました。再募集のお知らせは7月1日以降に庁内の総合事務支援システムを通じて案内される予定です。
(なおこのタスクフォースは県医療福祉推進課が庶務課となって実施するもので、Policy Lab. Shiga は直接関知していませんが、Policy Lab. Shiga が知事あてに行なった提案を踏まえて実現したタスクフォースであることから、我々からもシェアさせていただきます)
人生100年ワクワク検討タスクフォースとは?
「人生100年ワクワク検討部会」とは、高齢化対策審議会の部会として設置された第三者委員会です。人生100年時代を見据え、高齢期をポジティブに生きるために必要な施策を構築するための調査・検討を行います。
県内の高齢者の多様な生き方・価値観を探り、共感していくこと、そしていわゆる「人生100年時代」に向けた「ワクワク」するこれからの生き方について、多様な人々とともに描きあいます。そこでその検討に関する調査実務や共創の取組みを、人間中心デザインによって実践していきます。
「人生100年ワクワク検討部会」は第三者委員会ですが、この調査や分析・施策検討を、構成委員だけでなく事務局を担う滋賀県職員も主体的に参加して行います。職種や職階の壁を越えて、みんなで一緒に滋賀に暮らす高齢者のリアルに迫りつつ県民の皆さんと共感しあえる問題を発見していくのが、今回のタスクフォースのミッションとなります。
どんな調査・分析を行うのか?
これまでも滋賀県や関係機関では、高齢者に対する様々な調査が行われてきました。そこで今回のタスクフォースでは、まずそれら既存の調査結果を振り返りながら、この検討部会でより深く掘り下げたい対象や内容を検討します。
そして、その対象に向けた面談方式のインタビュー等による定性調査・分析を実施し、県内に暮らす様々な中高年世代・高齢者のリアルな生活像(ペルソナ)を描いていきます。
描いたペルソナは県民の皆さんと共有しあい、高齢期をポジティブに生きるために必要なことは何か、様々な立場からできることを話しあう場を設け、これからの高齢期のライフスタイルを語り合います。
詳細の内容やスケジュールは、随時軌道修正をしながら進めていきます。

デザイン思考(人間中心デザイン)や定性調査なんて勉強も経験もしたことがないけど、参加しても大丈夫?
このタスクフォースでは最初にみんなでデザイン思考に関する基礎的なトレーニングを行い、現場で学びながら実践していきます。
高齢者施策に対する意欲・関心を有する職員であれば、職種および職階も問わず、「デザイン思考って聞いたことがない」「興味はあるけどスキルがない」という方でも大歓迎です。
タスクフォースへの参加方法
このタスクフォースは医療福祉推進課が庶務課となって実施されます。総合事務支援システムの全庁ライブラリ(06 健康医療福祉部 > 医療福祉推進課)「掲示板」に、医療福祉推進課からの通知文・募集要領等がありますので、詳しくはそちらをご覧ください。簡単な流れは下記のとおりです。
- 希望者は応募用紙「タスクフォース参加希望調書」に必要事項を記入し、所属長に申し出る
- 所属長の意見を調書に付し、6月26日(水)までに医療福祉推進課に提出。
- 医療福祉推進課が選考を行い、7月3日(水)までに医療福祉推進課から所属長と本人に結果を通知
詳しくは医療福祉推進課までお問い合わせください。